当会について
MTBI仲間の会(旧名称:軽度外傷性脳損傷仲間の会)のMTBIは「Mild Traumatic Brain Injury」の略であり正式な和名はありません。その為、医師によって「軽度外傷性脳損傷、軽症外傷性脳損傷、軽症頭部外傷」など様々な呼ばれ方がされています。
海外では一般的に「脳震盪・脳震盪後症候群」等も含めてMTBIという疾病とされており、当会もその意に従うと言うこともあり「軽度外傷性脳損傷仲間の会」から「MTBI仲間の会」と名称変更することに致しました。なお、会員につきましてはMTBIを患う当事者・その家族・賛同いただける健常者などで運営するボランティア団体になります。
私達は、MTBIかどうかも分からないでお悩みの方などに、メールやお電話でご相談を受け、病気の相談、病院、弁護士、労務の橋渡し等を行っています。どのような些細な事でもお答えいたします。また、国会議員に陳情(アプローチ)をし、国の診断基準統一を訴え続けております。
残念ながら、MTBIという病気は、まだまだ認知度が薄い病名です。知らない事もたくさんあると思います。そして、MTBIに伴う社会保障を認めさせるためには、どうしても仲間の数が必要になってきます。
もしご賛同頂けるなら「フォームメール」より仲間登録のご協力を心よりお願い申し上げます。私達は、MTBIが病気として認められるまであきらめません。皆様も一緒に歩んで生きましょう。
当会の活動方針
- 疾病名にとらわれず、症状を同じくする患者同士の仲間の情報交換の場であること
- これらの疾病の危険性を国に訴え、その予防と重症化の防止を社会に発信してゆく事を目的とすること
- 学校教育現場での事故再発防止
- 各都道府県に、支援拠点病院を置くこと
- 国の保障制度の改正
- 労災、自賠責保険の後遺障害の認定基準の改定
~ 現段階で国が行ったこと ~
脳震盪について、文部科学省からは平成23年6月24日に「スポーツ基本法」が公布され、8月24日に施行されました。翌24年7月には「学校における体育活動中の事故防止について」という報告書が作られ、平成27年には関係各所に事務連絡されました。
平成25年12月には社団法人日本脳神経外科学会から「スポーツによる脳震盪を予防するための提出がされ、同月には、文部科学省より「スポーツによる脳損傷を予防するための提言の事務連絡が出されています。
また、厚生労働省からは「乳幼児揺さぶられ症候群」といった症例の危険性の呼びかけ等々、各省庁の管轄する学校・保育園等の管理者や家庭向けの発信は、既にWeb上にてされています。
しかしながら、誰もが見れるようになったとはいえ、啓発がなされておりません。そのために皆様に情報が届かず、無駄な状況になっております。作成したのならば啓発を行わなければ何の意味も無いのです。
私達の活動には一人でも多くの仲間が必要なのです。賛同頂ける方々には是非「フォームメール」からコンタクトをお待ちしております。